たいが

666号室のたいがのレビュー・感想・評価

666号室(1982年製作の映画)
3.6
「映画とは、失われつつある言語で、死にかけている芸術か?」

第35回のカンヌ映画祭の時にヴィムヴェンダースが会場近くのホテルの一室にカメラを設置し、名だたる名監督達にこの問いを投げかけ語ってもらうドキュメンタリー

当時はテレビが台頭し始めた時期で、テレビによって映画というアートフォームが終わりを迎えるのではないかと映画界全体が危惧していた

当時から月日が経ってテレビどころかパソコンやスマホまで登場し、映画は何度も死にかけてきたがなんとか生きている
要はアントニオーニが言うようにその時々の映画に対するニーズに応えることが何よりも大事なのだ
時代によって人々の価値観も当たり前もメンタリティも変わる
その中で映画もそれに合わせて変わっていくべきなんだ

さて、AIの時代の中でどう映画が変わるのか楽しみだ!!
たいが

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