ゆずきよ

ザ・アウトローのゆずきよのレビュー・感想・評価

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)
3.8
パッケージ見ての鑑賞です。
久しぶりに事前情報何も無し、吹き替えで観ました。

物語は、銀行強盗の多発する町ロサンゼルスで荒くれ刑事達と凄腕銀行強盗との抗争を描きます。
主演はジェラルド・バトラー、敵役にパブロ・シュレイバーです。
それぞれのチームが荒っぽく、それでいて駆け引きも良くて、前半はそのやり取りに目が離せませんでした。
ただ主演級のお二人とその間に挟まれるオシェア・ジャクソンJr以外のキャラクターにあまり魅力を感じず、バックボーンは弱めです。
最後まで観てもジェラルド・バトラーの離婚話と銀行強盗側の娘の件が、この物語に必要なエピソードとは思えませんでした。
中盤以降は息を飲む展開。
特に実際に強盗が始まってからは読み合い騙し合いで緻密な計画と伏線回収に感嘆しました。
私が1番好きだったのは渋滞に巻き込まれて銃撃戦の始まる前のシーン。
良くあるいきなり派手なドンパチがあってカーチェイスしてみたいな事をブルース・ウィリスやジェイソン・ステイサムが魅せてくれますが、今作はそれが始まる前の緊迫感が凄い。
防弾チョッキを着て銃の確認をして、索敵しながら徐々に近づいていく。
あの緊張感を長尺で表現してくれたのは凄い良かったです。
しかもここで終わるのかと思いきやもう一展開用意されていて中々良い気持ちのまま終幕。
面白かったです。

劇中でちょい役ですがずっと印象に残っている俳優がいて、出演者にも書いてないし何処で見たのかな?と思っていましたが調べたらクーパー・アンドリュースでした。
だいたいそういう時ってウォーキング・デッドなんだけどやっぱりそうで、エゼキエルの下にいたジェリー役の人です。
個人的に印象に残りやすい人っていますよね。
子供達も映画を観てて吹き替えの声優さんの声が誰々と同じだというような事を良く言っています。
私はあまり印象に残らない方なので羨ましいです。
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