【タイトルからして文学的な感じがするんだぁ】
タイトルにやられて借りた本作
恋愛ものかと思ったら違いましたね!
この手の作品についていけないとかっていうわけじゃないんですが
お兄ちゃんのテンションについて行くのが大変でした。
いわゆるメンヘラ男ですね。
釈然としない感じも残りましたが映像なのにどこか詩的な描写で、おしゃれなフランス映画っぽさを感じます。
ルイは自分の死を悟り12年ぶりの帰郷を果たしますが
歪な家族との距離感の中で、自身の死を打ち明けることが出来ない、
静かな葛藤を描いています
物凄く繊細で、でも芯があってぶれない魅力のあるキャラクターですね。
たかが世界の終わり、ポジティブにも取れるし
ネガティブにとることもできるとは思いますが
きっとルイにとってはポジティブな結末だったのでしょう
オススメ度は54点