Donatello

ザ・レジェンドのDonatelloのレビュー・感想・評価

ザ・レジェンド(2014年製作の映画)
3.3
ポスターから迸るニコラス・ケイジ映画臭が完全に詐欺レベルという素敵な映画でしてね。

アナキン・スカイウォーカー時代にはなんだか垢抜けない雰囲気が漂っていたヘイデン・クリステンセン君のイケメンへの変貌具合が半端ないというか、キリッとした眉とソフトモヒカン風のヘアスタイルであの若干野暮ったい感じが完全に打ち消され、上映開始直後から登場するにも関わらず、「お前誰?」っていうクリステンセン君に気付くまで2分位掛かりました。

眉を整え、髪型を変えるだけでこんなにも印象って変わるんですね、という事がよくわかる映画でしたそうではありません。

まぁね、大体からしてね無茶苦茶な話です。

十字軍の傍若無人ぶりに嫌気がさし、抜け出して中国に行くのも大概ですが、会いに行ったらケイジさんが中国の辺境で盗賊の親玉になっているというプロットはほぼギャグです。

でも、なんとも言えない憎めなさみたいなのがある映画でもありまして。

覇権を目論む悪い兄貴と、民の事を優先して考えられる良い弟、という分かりやすい対立構図に首を突っ込むクリステンセン君に些かの疑問を感じるも、ヒロインのお姉さん役の女の子が割と美形なのでもう仕方がありません。

という映画だった思います。

そんな訳で昔からイケメンとしてのクリステンセン君推しの方が、「私の目に狂いはなかった」と名誉挽回するのに最適の映画かと思われるので、ドヤ顔をひっそりとご鑑賞頂ければと。
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