ダコタ・ファニングが扮する自閉症の女の子ウェンディはスター・トレックが大好き。
高速編み物🧶
突然の発作。
進めと止まれの境界線。
過集中。
街の交差点を渡ることにも、止まれ、をしていたウェンディが、郵送では間に合わないスター・トレックの脚本コンクールに自分の全てを投入した脚本をパラマウントスタジオまで届けにいく。
たとえ彼女が自閉症でなくても、大変な出来事が道中で起きる。
ドラッグ中毒カップルにお金を取られる。
乗せてもらった車が事故って病院で目が覚める。
脚本の一部が散乱して無くなる。
こんなこと課さなくても彼女、十分大変なのだが負担負わせすぎ、、
でも、目的地まで困難を超えて自らを運んでくれるのは、大好きなもの、愛するものへの情熱なんだと思う。
自閉症は幅が広いし、一概には症状を集約できないだろうけど、ダコタファニングは誠実に真に迫る演技を見せてくれる。
レインマンのようなシンボリックなイメージはかえって特殊であり、自閉症という性質を抱えて生きづらく生きている方は沢山にいると思う。
大人になってから気づく発達障害グレーゾーンも含めれば、相当数いると思うし、それは自然なことだ。
心身にハンデを抱えていても、より生きやすく生きていける優しい世の中になってほしいと改めて思う。