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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のsundayのレビュー・感想・評価

4.0
設定は前作「新世紀」の2年後、猿対人間の戦いは続いている。シーザーは結婚し子供が二人いるが、人間の部隊マッククロウ大佐に妻と子供の一人を殺されてしまい、復讐の鬼となってしまい、かつて人間を憎悪した猿・コバと同じ心になってしまっている。シーザーの親としての苦悩や、猿社会対人間は現在の地球の国家間の争いにも通じるかと思うほど猿・シーザーはもう人間そのものといった体だ。最後は自然の驚異に大きな力を持たせている。

森に立てこもるマッククロウ大佐の部屋のシーンではジミヘンのヘイ・ジョーが流れ、地獄の黙示録を思い、一人森にいたバッド・エイプスは指輪物語で”いとしいしと”と言うスメアゴルを思い浮かべてしまった。
言葉を失った少女が持つネームプレートはNovaで、3955年の「猿の惑星」に出てくる女性と同じだ。また少女とシーザー達が馬に乗る様も「猿の惑星」の最後でテイラーとノヴァが馬に乗って浜辺を進むシルエットと重なる。

2017.10.13劇場で
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