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あの日のように抱きしめてのペインのレビュー・感想・評価

あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)
4.5
新作『水を抱く女』が今年3月に公開されたばかりのベルリン映画祭常連監督クリスティアン・ペツォールト作品初体験。

たしかに地味めで親切な映画とは言い難いが、実に良質な味わい深き1本。第二次世界大戦終戦後のベルリンが舞台で、強制収容所から生還した元歌手のユダヤ人女性ネリー(ニーナ・ホス)と、容姿の変わった彼女に気付かない夫ジョニー(ロナルト・ツェアフェルト)のもどかしいにも程がある関係を描いた本作。描写の1つ1つが丁寧故にそのもどかしさも際立つ。

またジョニー役のロナルト・ツェアフェルトはジェームズ・マカヴォイとラッセル・クロウを足して2で割ったような出で立ち。
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