闘う管理人。
印象的なタイトルバックには思わず笑わされてしまった。
個人的にはあのタイトルバックが掴みとなり、作品に惹き込まれたのだけれど、もしかしたらユーモアは狙ってなかったのかも。
物語を形成する要素としての、フランスの団地での異文化コミュニケーション、というと「アスファルト」を思い出す。
テーマもテイストも全く異なる両作だが、もしも、同じ団地で起こっている出来事だとしたら、と想像してみると、なんだか可笑しくなる。
「アスファルト」の世界観も大好きなのだけれど、本作の緊張感と不穏さ、そして特殊な家族の人間ドラマもまた素晴らしかった。
まさかのクライマックス。
筋を通す堅物男の格好良さ。