ぢゃっく天野

グランドフィナーレのぢゃっく天野のレビュー・感想・評価

グランドフィナーレ(2015年製作の映画)
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ゲーテのロマン主義を、ダリが実写化したような、文学的な作品かしら。
…と、小難しい事を言ってみたが、全体的に美しい。
随所、シニカルとミステリアスな部分が散りばめられており、面白かったなぁ。

邦題は『グランド・フィナーレ』となっているが、原題の『youth』から考えるに、“若さへの(願望だったり、懐古的なものだったり、枯渇への恐怖だったり)”思いが詰まってるのかと思いますねぇ。

マイケル・ケインとハーヴェイ・カイテルの掛け合いが小気味よく、哲学的なコントを見ているようで、笑えましたね。
ポール・ダノが、途中で“アレ”に扮した時は、「何、やっとんねん。」ってなりましたけど😅
(序盤の布石回収でした。)

レイチェル・ワイズも、相変わらず美しいので、どなたかのファンなら、“こんな役も演じるんだ…”と、試しに鑑賞されるのも、良いかと思います。(-人-)