4番のトラック

ロブスターの4番のトラックのレビュー・感想・評価

ロブスター(2015年製作の映画)
3.8
ヨルゴス・ランティモスの映画の不穏さにハマってしまい、本作も鑑賞。相変わらずのシュールさで、笑っていいのかわからないシーンも多々あり。

これは小津調か?登場人物が妙に生気を失っているのも意図的だろう。全員が冷静に淡々と動く。画面はいずれも美しい。犬が映らなければならないシーンではぴったり収まっているし、こそこそ動く人を意識させるシーンでは、気づかれるギリギリの範囲で動きを見せる。

舞台装置は二つ、「ホテル」と「山」。義務だと恋愛する気も失せるが、禁止されると愛欲は増すのか。
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