45日以内に相手を見つけないと他の動物に姿を変えられることを告げられたデヴィッド。彼が希望する生物とその理由がとてもユニークで、その後の行動を暗示している。
また施設では、相手を見つけるための工夫が凝らしてあり、その強引な手口と斬新な発想が面白い。
独身を悪とする古い考えを風刺したようであり、同時に独身を貫く人々を皮肉っているようでもある。極端な例えがとても恐ろしく、それでいて滑稽にも描かれている。
予測不能な展開と異様なシーンの連続。ジャンルでは分けられない世界観。ヨルゴス・ランティモスの作品には魔力がある。