あみるかん

人生タクシーのあみるかんのレビュー・感想・評価

人生タクシー(2015年製作の映画)
3.8
ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したイラン映画。
イラン映画は幾つか観たけどジャファル・パナヒの作品を観るのは初めてです。

監督自身がタクシー運転手となり、タクシーに乗り合わせてくる人々の様子を映すというドキュメンタリー風の作品。
恐らくフィクションだと思うのですが、ドキュメンタリーなのかフィクションなのかとても分かりづらく作られた映画です。

カメラがタクシーの外に一度も出ないという演出が印象的でした。カメラはずっとタクシーの中にあるのにタクシーの外の出来事とも繋がりを感じられるカメラワークでした。
正直、私の言語能力では感想を書くのがとても難しいです…

パナヒ監督といえば逮捕された後、裁判で20年間の映画を禁止されたにも関わらず3本の映画を制作。その結果皮肉にも国際的評価は急上昇したという強烈な経歴の持ち主。イラン映画は政治との関わりが強いという特徴がありますが、その代表格がこのパナヒ監督ですね。

私事ですが今年から大学でペルシア語を履修することにしました。イラン映画のさらなる理解に繋がれば良いなと思います。

全然映画のレビューになってない…
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