HidekiAndo

バラキのHidekiAndoのレビュー・感想・評価

バラキ(1972年製作の映画)
3.7
命をかけても
コーサ・ノストラの秘密を守り(オメルタ)抜き
もし裏切る事があれば
地獄の炎に焼かれるであろう


刑務所に入所早々襲われるジョセフ・バラキ(チャールズ・ブロンソン)。
マフィアのボス、ジェノベーゼに刑務所内で懸賞首を懸けられてしまう。

何故そうなったかの30年間を、バラキはFBI ライアン捜査官に話す。
刑務所で会ったマフィアの運転手から、マランツァーノ・ファミリーに入り、ジェノベーゼ、アナスタジアらの権力闘争、バラキのシノギ、レイナの娘マリアとの結婚、醜い色恋沙汰、ベンダーの裏切り等々、バラキ証言を通じてアメリカにおけるイタリアン・マフィア『コーサ・ノストラ』の全貌が、生々しく描かれています。
彼のその時々の思いを想像すると、グッとくるものがあります。
実話をベースに作られているだけに、大変興味深い作品でした。

51歳のブロンソンが一人で、バラキの30年間を演じています。さすがです!まぁ白髪を染めただけですが😂。
派手なアクションはありませんが、組織の中で翻弄されるバラキを、好演していました。シャワーシーンでは、年齢を感じさせない、鍛えられた肉体を披露しています。大塚周夫さんの吹替もさすがの安定感でした。

ジェノベーゼの吹替、森山周一郎さんはやはり、マフィア物は抜群ですね!
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