2D字幕版を鑑賞。
話は超類型的な貴種流離譚。(なにしろアーサーでエクスカリバー伝説をやる臆面の無さ)
DCEU悪癖のしんねりむっつりは極力無しにして、場面も次から次へとテンポ良く移り変わるのは良い。ジェームズ・ワン監督の『お話はいつもの"アレ"。ひたすらビジュアルとアクションで魅せてやる』という意志が感じられる。
その意味では、ブラックマンタの登場するシーンはどれも素晴らしい。特にトニー・スタークばりにDIYするところは最高。
海中バトルに関しては、中盤まではやや退屈。アトランティスの超科学兵器を使っての戦闘は、今迄のSF映画で空中や宇宙空間で散々描かれた事を水中に置き換えただけで新鮮味に欠ける。
ただこの不満は、ラストの"大海獣戦争"で一気に取り返してくれる。特に甲殻王国の海老蟹軍団のデザインはどれもカッコいいので、是非続編でも再登場させて欲しい。