Inagaquilala

エベレスト3DのInagaquilalaのレビュー・感想・評価

エベレスト3D(2015年製作の映画)
3.5
1996年に起きた「エベレスト大量遭難」と呼ばれる惨事は、トラブルや天候不良が重なって8名の死者が出た。この実話を基にして描いた2015年の作品。遭難したのは、いずれも「公募隊」という民間のツアー会社が組織した商業登山のグループ。例えば、この惨事で、日本人女性としては2人目の登頂を果たしたが、下山途中に死亡した難波康子さんは、6万5000ドルを支払い、この商業登山隊に参加している。このような登山が行われていることを、この作品で知った。

実話に基づいた作品ということで、実際の人物が多数登場するが、あまりに多くの人物、そしていろいろな登山グループが登場するので、一度、観ただけではうまく区別がつかない。幸い、配信で観たためそのあたりは、何度も戻して、確認しながら観たが、作品としては人物の整理があまりできていない印象を受けた。そもそも3 Dで映画化することにも趣旨はあったらしいが、残念ながら配信のため、2Dでの観賞。それでもエベレストの登山のシーンはスペクタクルと言っていい迫力はあった。
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