片腕ファルコン

シーズンズ 2万年の地球旅行の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

2.4
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動物と自然と※※※をこよなく愛する男
~ファルゴロウさんと愉快な映画たち~

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何だかあまり良くない点数がタイムライン上を駆け巡…るほど流れてもこないですが、とにかく評判がよくない今回のネイチャー映画。スルー決め込んでましたが金券ショップで800円だったので一応鑑賞ですよ。。

総製作費40億、構想4年、400人のスタッフ、4尽くしでお疲れ様です。僕の点数も4……あ、いや2.4とさせて頂きますね。

定期的に発表されるこれ系の映画ですが…毎回少ながらず「うわ~初めて見たわ、コレ!!」という感動があったんですが…とうとうそれが無くなってしまいました。自然界を撮り尽くしてしまったとでも言うのでしょうか?そんな事はないでしょうよ。

まぁかろうじてニンマリできた鳥の求愛ダンスですが、結局それもどっかの映画で見たし…鳥と一緒に飛んでる気分の画も毎度見ても気持ち良いですが、新鮮さはないです。※ですがあの撮影は鳥を生まれた時から"カメラが親"だと刷り込ませてるため自然に飛んでいられるというが知れてビックリでしたわよ。

あと、ちょっとグッときたのは、狼軍団とイノシシ1頭のデッドレースですね!エンドアのスピーダーバイクのシーンさながらのスピード感で見応えありました。どうやって撮ってんでしょうね。ここが一番良かった…かな?


今回タイトルにもなってる[シーズンズ]って事で四季を存分に感じさせてくれます。本来だったら尺を4等分に分けて全体通して春夏秋冬を感じさせてくれれば良いものの、それが出来ず、何回も四季を繰り返します。

というのもサブタイトルの[2万年の地球旅行]を再現するためにあえてそうしてるんですが…もう一つ許しがたい事が起こります。
所々で人間が登場してくるのです。

原始人だったり、動物を家畜にしたり、馬に乗って中世の鎧を被って戦ったり、森林伐採で動物を追いやったり、爆薬を使った現代に近い戦争が始まったり…
つまり…あからさまな演出がされてしまっている訳ですよ。作品の流れを作る上で必要だったのもかもしれませんが、これでドキュメンタリーという枠が外れる事になったし、全体通して急に動物たちも胡散臭くなりました。。

しかも流れを作る上で必要と書きましたが、実は人間側が急に時代設定を変えて登場するので正直流れが読めません。あ、もう21世紀!?的な感じになります。

ナレーションの鶴瓶さんも関西弁が気になってちょっと。。

人間が自然と動物を追いやって、今改めて共存していくべき的なメッセージ性は強く感じましたが…正直ここから学びたくはないですねぇ。。



最後に、今日は皆さんが気になっているであろう…
前回のハシビロコウに次ぐ私の好きな動物ランキング第2位を発表したいと思います!

(ようやく聞けるんです ね)

…ドゥルルルルルンデンッ‼︎

チベットスナギツネ です!!

いや、何なの!? 去年CMに出てしまって急に知名度上がってしまいましたけど、国内の動物園とかにはいない貴重な動物です。画像検索して見て下さい。たぶん近所に似てる人いると思います。