このレビューはネタバレを含みます
演技力の大渋滞
特に杉咲花ちゃんの顔と雰囲気といったら何よあれ 演技で震える
夫の蒸発により銭湯休業中
そんな母が急な余命宣告
銭湯の再開 娘の成長 夫への託しなど様々な問題へ向き合う
賛否両論映画
特に大学の先生がワーストに挙げてたのをよく覚えてる
個人的に 大いに感動した、とても好き
以下深夜テンションで語り過ぎ
前提に、家族の形って本当にそれぞれ
隣の家も親友の家も従兄弟の家もそれぞれ違う それぞれ知らない事がある
だからこそその家族が納得して、前を向いて、幸せならそれで良いって事がある
今作で言うとラストのシーンや娘への態度、父の態度
結果今作のテーマである成長に繋がっていて、あんな顔して銭湯に入れているなら、それでいい
大きく外れるけど、レペゼンのDjフォイが家族のお墓参りをYouTubeにあげてて 「俺詳しいこと分からんけん我流でやるよ」と言って薔薇を墓石にあげてた
どんな形であれ亡き家族を想っている心っていうものがあればそれで良かったりする
他人の家族なんて、他人の家族でしかない
だから母ちゃんが家族と向き合った余命分数ヶ月の愛が 家族の成長に、明日を生きる1歩に確かになっていて それが細かい演技や演出で伝わってきて
母が生きた証がこれでもかと溢れる
倫理観とか行き過ぎた脚色云々より、純情で真っ直ぐな物語に感じた
全体的にじっとりとして明るいシーンや開放的なシーンが少ない
少し挟まれた雲の実景も暗雲が立ち込めていた 実の母との再開もとても背景が暗い
それでもテーマである『成長』が少しずつ希望になる
問題解決や何かの答えを探すというより、人生を一歩進む映画
どんな内容であれクスって笑える映画って正義な気がする
花ちゃんの演技が涙腺を崩壊させる
ああ良い映画に出会えた
