アクアマンにて右肩上がりな傾向が顕著となったDCEUシリーズ。
ストーリーが持つ鈍重さが特徴のDCEUですが、
少しずつ上方修正していて、ユニバースへの期待がどんどん高まっています。
ダークな背景を持ちつつ映画全体は努めて明るい。
主人公ビリーのカラ元気感を投影しているよう。
序盤、ヴィランのオリジンに始まり、
ちょっと長いなーと思ったら
結構同じことをビリーでもやっちゃう。
予習動画でざっくり粗筋を見て知ってしまっているため、
より長く感じる。
前半のタルさはさておき、
中盤のヒーローごっこはしょうもないのに面白い。
仲間との軋轢やヒーローという責任から逃れようとするシークエンスは、
これまでのヒーロー映画にはない
人間としての甘さ、幼稚さが顕著になっている。
従来のヒーロー達と比較して
明らかに突出した能力を持ちながらも、
それを正義へと活用できない
ゆとりっぽさに
もどかしさを感じながらも、
低すぎるスタート地点から成長していくストーリーも実は面白そうな気もする。
