ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争のtheocatsのレビュー・感想・評価

レベルの低い学校で硬直化し形骸化した〝教員組合”のしばりを解き放ち、何とか普通の読み書きができる教育を子供に受けさせようと奮闘する女親たちを描いた物語。

いかにもな米国的な展開に多少辟易する部分はあるが、それでも親たち、教員たち、市の委員たちの駆け引きは見る物があり、決して誰かが悪いというわけでもなく、皆それぞれ一生懸命自らの立場と生活（収入）を守ることに汲々としているだけ、しかしそれが教育現場の活力喪失と荒廃を招く元凶の一つとなっていたことに考えさせられることしきり。