tmcてむしー

スティーヴン・キング ファミリー・シークレットのtmcてむしーのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

100分少々ですぐ終わるんですが、本当に80分くらいの気持ちで見ました。
展開が急ぎ足だったのかな?

ストーリー
ボブとダーシーは長年連れ添った幸せな夫婦。
娘の結婚式を目前にしたパーティで、ダーシーはバツイチ女性を狙った猟奇殺人犯「ビーディ」の話を耳にする。
ボブが出張中、ダーシーはボブの荷物の中にビーディの被害者のIDを発見する。
事態を察したボブは、ダーシーを「子供達の人生に傷がつく」と脅し、誰にも言わないことを条件に殺しをやめると約束する。
ダーシーは自分のせいで多くの女性が傷ついたことに責任を感じ、悪夢を見るようになる。
娘の幸せな姿を見たダーシーは、ボブを殺害し事態の収束を図る。
ボブの葬儀の後、「ビーディ」を追っていた刑事がダーシーの前に現れ「夫婦で共謀して事件を起こした。絶対に逃げられない。」と脅しをかけるが、直後に病気で入院。
夫が殺人犯である証拠を持って現れ全てを話したダーシーに、刑事は「お前のやったことは正しい」と言葉をかける。


本当に、ものの30分でビーディの正体が発覚し
それから40分で夫を殺し、ラスト30分で収束するような映画でした。
テンポがすごく早い…!
飽きずに見られた証拠だと思いますが、実際の内容は…うーん?

結局、ビーディは別人格の名前だったようですが、あまりにも事態が淡々と進むので色々見逃してしまった感じがします。
一応、攻防というか、お互い機会を見計らって殺そうとする描写もあるんですが
緊張感がある描写ではないのでそんなに盛り上がらない。
パッケージが「25年間連れ添った夫が〜」というサスペンス臭がガンガンするキャッチなので、ちょっと肩透かし感が否めない。

最後は刑事がダーシーの決断を肯定する印象的なラスト。
道徳的に間違っていても正義は果たされた、という感じかな。
とにかく子供の人生を懸命に守ろうとする女性の強さが描かれていた。