親愛なる貴方の隣人,スパイダーマン。
最近のMARVEL作品は本当に当たりばかりですね...シビルウォー辺りから何処か不穏な雰囲気が続くマーベル作品ですが、そんな雰囲気を取っ払うような、笑えて楽しめるエンターテインメント作品でした。
控えめに言っても、傑作だ！
そんな感じで、本編！
オリジナル版,リブート版と較べて、今回は最も若年者のスパイダーマン。これが思いの外良かった。シビルウォーにおいても、何処か外れた彼があの場に居たことで展開の緩急が付き、締りがありました。本作においても、等身大のヒーローであるスパイダーマン。彼は、目線が完全にこちら側なんですよね。だから序盤のシーンでもう僕は心が持ってかれましたし、ヒーローとしての葛藤も非常に分かり易いもので、そのぶん彼の成長も犇々と感じられるのです。ティーンエイジャーらしいお喋りさが招くコミカルさもスパイダーマンっぽくてグッド。親友ネッドの存在もそういう意味じゃ大きかったな..なんか、すげぇ微笑ましいんですよ。本作は新たなるヒーロー映画としてもかなり完成度の高いものなんですけれど、青春物としても結構見れる。トムホランドの可愛さと言ったらありませんよあれは...いやー、2が楽しみだなぁ！
敵役！
MARVEL作品の中でもお気に入りの敵役となりました、ヴァルチャー。彼の抱える事情も一癖あって、そこが蔑ろにされずに展開に繋がる手腕は脚本の手柄でしょう。見せ方が上手いのか...ネタバレにならない程度に言いますと、特に好きなのは車内のシーンですよ。あそこのシーン...超好き。カリスマとはまた違う物でしょうが、等身大のヒーローであるスパイダーマンの敵としては百点満点のキャスティングに思えました。そして、何より根本の発想が面白かったです。そうか、確かにそういう使い方もあるよなぁ！と思わず膝を打ちました。地球人もなかなかに侮れない。
ハイテクスーツ！
アイアンマンから授かったハイテクスパイダースーツ..浪漫があるよなぁ！スーツ関連のシーンは全部好きです。
あの機能が好き！
あの掛け合いが好き！
ラストバトル！
生き埋めのシーンこれに尽きる。
熱かったなぁ………決着の形も含めて好きです
要所要所で見ると、本作はアメスパやオリジナル版で出来なかった事や達成出来なかった事を実現させている節があるように感じましたね。
そういう意味では、本作はこれまでのシリーズの集大成とも言える作品であると思います。
と、私の手腕ではネタバレ抜きには語れない魅力も盛りだくさんの本作。
是非とも、劇場にてご覧ください！
