おにぎり

Doodlebugのおにぎりのレビュー・感想・評価

Doodlebug(1997年製作の映画)
3.4
この宇宙の全ては「大」か「小」かの世界なのだ。
昔、科学雑誌か何かで読み「2001年宇宙の旅」を観たときにも思った。

普段、私たちの生活で殺りくが起こっても、それを感情移入して感じれるのは、私たちの肉眼で認識できる生物の範囲。つまり同じ位の大きさの生き物に対してだけなのだ。

例えばアリは同じ位の異種アリ同士では戦ったりしているけれど、私たち人間を認識しているだろうか?更にアリの巣でアリに寄生している微生物はその宿主であるアリを認識しているだろうか?同じ空間に居ても、彼らはそこに居る大きな存在のことを知らない。同じ様に、私たちの上に大きな何かの存在が居たとしても、きっと気付けない。
「大」から「小」はたやすく認識できても、「小」から「大」を認識する事は非常に稀だ。

地面を這っているアリは、私の気が向けば一瞬で潰される危険が有るにも関わらず、全く私の存在を考えもしていない。私たちもそう。私たちを一瞬で潰してしまう力を持っている大きな存在の事を、その猛威を振るわれて初めて気がつくのだろう。

それを簡単に映像で見せてくれたノーランはやはり科学的だった。