宗教テーマの映画はまあそういうのが必要な人もいるだろうなって思うこともあるけど、この映画は宗教のそういうとこが嫌なんだよって感じに満ちていた。
勝手に正しいことを決めて勝手に納得してノリで神が登場して許す、そんなもの見せられてはいよかったね以外の感想を持つのは難しい。
そもそも宗教じゃなくてもなんかメッセージがあるなら絶対に映画として面白くないといけないと思うけど、この映画は布教ってか信者の強化が目的化しすぎてストーリーはめちゃくちゃ退屈。
というか信者の人が見ても何も感じないのでは。自分にはストックホルム症候群の話にしか見えなかったけど。
実際にあった出来事の映画化によくある最後に本物の写真が出てくるやつも気持ち悪すぎて早く死んでくれないかなと思ってしまった。
そしてラストに出る衝撃の一文。
「この映画を事件の被害者の方々に捧げる」
これが冒涜でなくてなんなのか。
神はこんな所業も許してくれるのか。すげえなジーザス。
