片腕ファルコン

ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.7
昨今、ゾンビ業界は完全なるマンネリ化。

それもそのはず、1つのジャンルとしてはとんでもない数のゾンビ映画が存在し、それを見まくって目が肥えてらっしゃるのがフィルマークスの皆様なのでしょう。

最近の傾向と致しましては…しょーもない人間たち、或いはしょーもないゾンビ(ビーバー含む)でのギャグ路線が目立ちます。それを嫌がる製作陣が作るゾンビ映画は物凄い静かで結局何が起こってるのは全く分からんパターンという両極端なものが多い…悲しき事実。

しかも大体が1アイディアのみで勝負しにいって途中から間が持たなくなっているのもまた事実。ゾンビが好きなのは分かるけど好きだけで作っちゃいけないよ、特に日本人。

実は見る前は不安があった今作。。だって「ゾンビ」と「マッドマックス」ですよ?あまりにも安易すぎるでしょ!!

序盤は何?何?って感じで様子見でしたが…だんだん確信に変わります、確かにコレは作りこまれているのかも!!

いっけん勢いのみのように見えますが、独自の世界観とゾンビルールが設定されており、尚且つそのルールを活かして面白カッコいい展開が2転3転しております!!

まさかの車のエネルギー源がアレになるとは…!車のエンジンとともに後半からの勢いがさらにスゴイ!!主人公とその妹が合流して1+1=2になると思いきや…100ぐらいになっておる!!計算合わない、嬉しい誤算!!

最後の最後までカッコよくキメてくれてましたねぇ。。確かにゾンビ・マックスって感じでした。

ただ、なんでしょう、拭いきれないB級感。もちろんそれでいいんですが…やりようによっては今年1位も狙えたんじゃないかというポテンシャルを秘めてるだけになんかもったいない気もします。。何処が言われると難しいのですが…

とりあえず未体験ゾーン1位だった『血まみれスケバンチェーンソー』は抜きました!!