終末期ケアのため訪問看護をする看護師のお話。
看護師デヴィッドは献身的に看護をして患者との信頼関係を築きます。
デヴィッドの使命は患者さんの要望を叶えることだけ。
それが時には行き過ぎるように周りは見てしまいます。
なので、患者の家族はデヴィッドに眉をひそめます。
なんと、デヴィッドをセクハラで訴えてしまいました!
なんと腹立たしいことでしょう。
患者さんのお世話を任せっぱなしにしておきながら、家族というのはクレームを言うばかり。
わたしは訪問看護はしたことがなく、病院に所属していますが、こういった嫌な思いをしたことがあります。
そしていつのまにか患者さんより家族に気を遣うようになってしまうのです。
将来、わたしも看護をしてもらわないといけなくなるでしょう。その時は是非、デヴィッドのような方に看護をしてもらいたいです。現実的には難しいでしょうが…
ラストは何ともいえない嫌な終わりかたで、音楽などなく、ハネケ監督の映画のラストと被りました。