午前中に「東から」を見てから映画祭のパンフを読んだところ、
「東から」が母の故郷であるポーランドを含んだ旧共産圏を撮った作品であるのに対し、
今作は西側の象徴たるニューヨークを撮りながら母からの手紙の朗読を載せているということで、
いわば「東から」と対になっている作品であるとのことだった。
ただ上記のこと以上に両者がシンクロする要素があるわけではなく、
「東から」が東ドイツからウクライナまでを横断的に捉えつつもまず街を特定するのが難しいのに対し、
今作は最終的には遠ざかるフェリーからマンハッタン全体を捉える長回しで終わる。
全体的にも「東から」はより人に近いとこで撮られて、
会話もがんがんマイクで拾ってたけれど、
今作はより遠いところから、人より街全体を捉えてるような印象が残った。
母からの手紙は毎回内容に大差がなく、
なんか無限ループ感があり、
東からでは耐えたものの、今回は寝ました。
でも、こんなん寝るっしょ。