甘味

シン・エヴァンゲリオン劇場版の甘味のネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

エヴァが完結した…!!
ゲンドウとユイの最後まで見届けることができて本当に本当に終わったんだなって思いました!

正直、Qでかなり期待値が下がったまま今日を迎えたのですが、破の続きはこれで良かったんだよ!と思えるいいシン・エヴァンゲリオンでした。

Qが丸々茶番に思えてしまうくらい今回の濃度が高かったと思ったので、Qを30分にまとめて、今回の映画の前半に持ってきて、今回のラスト各キャラクターのエンディング掘り下げに時間を割きつつ再構成したら、ストーリーの構成的にバランスが良かったんじゃないかなと思いました。

Qの後、1〜2年でこの映画を公開してくれていれば、Qの展開もまあ経過に必要だったのかなと思えたかも知れないのですが、どうしても時間がかかりすぎている気がして…時間って掛ければかけるだけいいってことではないなとエヴァで学びました。

アスカ、幸せになれそうで本当によかった。
レイと結ばれる意味、今までは自然に受け入れていましたが、今回の映画でシンジがレイと結ばれることは父親の後追いでしかなく、母の面影と父の呪縛に縛られたままになってしまうんだなって思ったので、マリと一緒に未来へ駆けて行った時に、シン・エヴァンゲリオンシリーズにマリという新キャラクターが必要だったのだとわかりました。

これまで何度も繰り返してきた世界線、必要だったのはマリとシンジの出会いだったのかもしれないですね!

これからパンフレットを読むので、解釈の違いなどあって感想は書き換えるかも知れないのですが、とにかくどこかでネタバレしながら書き連ねたかったので、書きました。
庵野監督も家族を持って、最初にエヴァンゲリオンを作った時から何か変わったのかな、とか、今作の碇ゲンドウはかつての庵野監督なのかなとか、そういうクリエイター魂も感じました。

ありがとうエヴァンゲリオン。
甘味

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