悠

シン・エヴァンゲリオン劇場版の悠のレビュー・感想・評価

4.7
リアタイ世代で間違いなくその後の趣味人生に影響を与えてる作品。
25年分のアレコレを言語化できる術を私は持っていない…
でも間違いなく「終劇」でした。
次回予告までは黒字に白文字だったのが
終劇は反転してて深読みかなとも思うけど
これで「終わった」ってのも感じました。

結局エヴァンゲリオンが何なのかは
庵野さんしかしっかりとは理解できてないだろうけど
これはこういう性質の物でもあるので、
他人はそれぞれの思い出と、それぞれのエヴァがあればいいと思う。
考えれば考える程わからないし、
結局パンフを読んでないので詳しく分からないけど、
NHKのドキュメンタリーを見る限り
考えるな感じろの部分もあると思った。
細かい字面や説明を追うのではなく
庵野監督がこだわったアングルや見せ方から
自分が受け取ったものが全てで
それは人の数だけあるのだと思った。

旧劇を17歳の時に観て若干トラウマで(笑)
新劇がスタートしたものの、インターバルが凄くて
「シン・ゴジラ」なんて怪物級の名作が登場して
正直、エヴァが終わるなんて全く思ってなかったので
ちゃんと終わってくれてありがとう!!!
安野モヨコ様、庵野さんを救ってくれてありがとう!!!

特にモヤモヤも無いですが、他人に説明も出来ません!
気になる人は全部、TV シリーズから、見てください!!
安心してください、終わりましたので!

***
エヴァに関しては推しが実はいなくて、
リアタイ世代の割には淡々と見ていた方…かな。多分w
オタクとしての経験値がほぼ無い状態で見たTVシリーズ。
何もかもが新しかったけど、ベテラン勢にも新しかったのだろうか…
当時はネットと言えばパソコン通信で中学生が気軽に見れるというか、
そもそも存在が全く身近ではなかった。
情報と言えばアニメ雑誌だったし、
それを熟読して学校で友達とあーだこーだ言う日々。
でも中学生の知識じゃ全く分からなくて
「とりあえず凄い。なんだこれは!」って
可能な限り調べようとしたなぁ・・・
って、25年以上経っても分からない事だらけだけどw
表現方法も他と違ってたし、あの長いレイとアスカの
沈黙のエレベーターシーンは放送事故かと思ったな〜
手書きのラフみたいな画面もそういう表現だと思ってた。
時間が足りなくて苦肉の策だったとは…
今なら「作画崩壊じゃんw」って思うのかな…
純粋だったあの頃(笑)

結局碇家のアレコレを世界を巻き込んでやったって事ですかね…
いやでもゼーレはそもそも存在してたし…
旧劇も全く違う世界線ってわけではないだろうし
とりあえずループしてるけど、進んでるのか…
ちゃんと解説系のもの(パンフとか)読んでないから
未だに見当はずれのこと考えてるかも。

でも見る限り皆幸せになってて良かった。
リツコさんや最後に脱出したメンバーの詳しい描写はなかったけど、
まさか綾波とカヲル君が一緒にいるとは…
あと最後の最後にシンジの声が変わっててビックリした…
声変わりだけなら緒方さんでも出せたような気がするけど、
あえて全く違う声質にしたのは
世界は創り変えなかったけど、別の世界って事だろうか…
面白い。
でもシンジが槍を使って世界を直す時に
「ネオン・ジェネシス」って言ったのちょっと笑った。
そう言えば「新世紀(ネオン・ジェネシス)エヴァンゲリオン」でしたね!!
悠