らんらん

大江戸評判記 美男の顔役のらんらんのレビュー・感想・評価

大江戸評判記 美男の顔役(1962年製作の映画)
2.5
大川橋蔵、里見浩太郎、渥美清、山形勲のゆかいな不良仲間たちが繰り広げるドタバタ時代劇

大まかなストーリーは里見浩太郎の母浪花千栄子が上方から息子に会いに来るんだけど、里見浩太郎は見栄を張って出世して偉くなったとか手紙に書いてたもんだから困っちゃう
そこで兄貴分である大川橋蔵ら不良仲間が一肌脱ぐことになる

まずは立派な空き屋敷に無断で住み着き、星十郎らコジキたちを家来衆、橋蔵のカノジョたち桜町弘子、花園ひろみらを腰元と偽り、それらしい格好と口ぶりで浪花千栄子を騙すってお話

正直な感想はいまいちです
所々面白いところは面白いんだけど、、、オチにしても腑に落ちない
主役の橋蔵は確かに美男、モテモテなのも納得なんだけど、それ以外はよくわからないキャラクター、妙に剣が立ったり何モンだよw
登場人物が多い群像劇風なのもあって主役なんだけど印象薄いのもなんかなぁって

この映画大川橋蔵が出てるってだけで見たから、オープニングで監督が沢島忠だ!千原しのぶクレジット順低い!山形勲に月形龍之介も出てる!とか冒頭から堺駿二や田中春男の登場にワクワクしたんだけど終わってみたら、、、残るのは無駄にちょっと出演者豪華だったなーくらい

沢島忠だけあって娯楽映画っぽくいいところもあるんだけど、、、
例えばシビンのエピソードとか、渥美清の磁石とか所々クスッとなるけど、、、
なんか空回り?みたいな
で、ラストはお涙頂戴の母もの友情もの、走れメロス的なよくわからないことに、、、残念

まとめ!
はっちゃけるならはっちゃけたままでラストまで走りきって欲しかった、なんか中途半端!
誰が主役か、誰がヒロインかよくわらないし(あえて言うなら4人全員?、ヒロインは桜町?まさかの清川虹子?)
悪役も弱いんだよねー、山形勲と月形龍之介が出てるってのにもったいないわー
完全味方なゆかいな山形勲ってのが見れたのは珍しくて楽しかったけど
ボスが阿部九洲男、取り巻き沢村宗之助、田中春男って弱いわー
らんらん

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