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バーフバリ 伝説誕生のちょこのののレビュー・感想・評価

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)
5.0
Twitterで話題になっていたのでこれは、と思い見に行きました。
二作出ているうちの前編として、続きを早く見たいと思わせる見事な構成でした。
特に気高く強い戦士のアヴァンティカがシヴドゥの手で美しく変身するシーンは、よくぞこの美しさに気付いた…と感動すら覚えるほど素晴らしい変身ぶりでした。
ミュージックビデオ一本完成させるクオリティです。
シヴドゥの顔を見たマヒシュマティの国民が次々にバーフバリの名を呼ぶシーンは、バーフバリとは一体…と非常に強い興味をかき立てる描写だったと思います。
カッタッパ。つい声に出したくなるカッタッパという名前の男。
商人とのやりとりから凄腕の剣士である片鱗が見えるのですが、泥が落ちたシヴドゥの素顔を見るなり、槍を取り落とし、今作でも一番印象に残るスライディング土下座のシーン。
見事。あれほどのスライディング土下座は見たことがありません。
このシーンだけでも見る価値が十分あると言いきれます。
そして、あれほど強いカッタッパがなぜそこまで?という、バーフバリに対する興味がさらに湧いてくるのでした。
そして、カッタッパの口からバーフバリとは一体何者なのかが語られます。
文武両道、人に愛されるバーフバリ。
バーフバリという男の魅力、カリスマ性が各シーンから垣間見えます。
少年期のバーフバリがカッタッパを父のように慕うシーンが特に印象的でした。
戦では不利な条件をひっくり返す知略や、民を奮い立たせるカリスマ性を見せ、バーフバリこそ王であると、見る人を納得させるような説得力のあるシーンでした。
次の作品がすぐにでも見たくなる、非常に気になる幕引きで終わるのですが、その次回作である王の凱旋を見た後に見ると各シーンの見え方がまた違ってきて、二作通して繰り返し見たくなるような魅力のある作品だと思いました。
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