ちょこのの

ぼくは明日、昨日のきみとデートするのちょこのののネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

作品のテーマ的に、その時その時の二人の感情を常に頭ひねって考え続けるような見方をする必要があって、頭使う作品だなーと思いながら見てたんですが、終盤は「あ、そういうの必要ないんだな」と気付かされて、答え合わせともいうべき、ダイジェストのシーンではとにかく感情が溢れて溢れて、涙が止まらなくなりました。
「つらくても乗り越えられるのは、今のあなたに会いたいからなんだよ」というセリフに、二人で過ごす「今」だけは同じ時間の流れで、一番大切な時間なんだという思いが表れていて、この作品だからこそ表現出来る説得力なんだなと感じました。
最後の初日が終わるとき、「また明日」というセリフが、こんなにも切なく胸に刺さるのかと。
一つ間違うと矛盾だらけの作品になりかねない難しいテーマですが、よくぞここまで引き込まれる世界を作ってくれたなぁと思いました。
もう本当にすごいとしか言えないです。
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