地獄突きビグザム

スキャナー 記憶のカケラをよむ男の地獄突きビグザムのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます


TVの2時間ドラマのようなサスペンス映画。登場人物全員、全てセリフで説明したい欲求はどうにかならないもんだか・・・。
この映画は主人公千石の人間に対する愛情を知る物語。愛情を知るに当たって3つの話がある。
1:ヒロイン雪絵の純粋な愛情を自分が呪う能力スキャニングで知ることにより自分が理解する人間の新たな一面を学ぶ。
2:相方とのやりとりでスキャニングせず、人の心を知り、スキャニングしなくても人と通じ会うことができる事を学ぶ。
3:自分と同じような、理解されない境遇をもつ犯人をスキャニングの能力によって犯人の根底にある自分にも有り得たかもしれない狂気と悲しみを知る。

この3つがほとんどセリフによる説明なので、共感できない。特に3つ目は犯人の生い立ちをセリフ説明するが、ここは疲れてくる。これじゃあ犯人の気持ちがわからないのと一緒だよ。主人公は自分の苦しみを他者に言っても誰も理解してくれないから苦しんでいるのだろう?