毒親に振り回される映画
芸人さんが大切にしている車やサングラスを破壊するバラエティを苦痛に感じる人にはすすめない
一応それをフォローする流れにはなっているけど、「コメディ」の部分がこのパートにかかっているので、ダメな人はダメだろうと思う
主人公の母親がストーリー上ものすごく鬱陶しい
何度も「黙ってろ!」とモーツァルトとハモりそうになった
邦題とパッケージは本編と全く噛み合っていない
本編を観ていない営業が発注したとしか思えない、かわいそうな仕上がり
コメディ、家族愛、青春(恋愛)、才能や努力や将来、いろいろな要素がちょっとずつちりばめてあるおかげでどれも薄味になっているので(-0.5)
反面、そのせいで現実味が出てる気もする
詩的なセリフを多用してなんとなく締めることもなく、登場人物全員がちゃんと会話でこのストーリーを展開していくところはとてもよかった
おかげで会話から生まれる早回しのテンポと優雅なピアノ演奏のギャップが際立っていて素晴らしかった
吹き替え、字幕、音声それぞれ表現が違う箇所が多いので何度も楽しめる
罪深い邦題とパッケージのおかげでいろいろ損してそうな映画