みやっち

ウォー・マシーン:戦争は話術だ!のみやっちのレビュー・感想・評価

2.9
軽いノリのコメディだとなかば暇つぶしに
見たのだが鑑賞後考え込むことになった。

今も続くイスラム世界との軋轢、作品中に
ちょろちょろと真実の声が出て来る。
アメリカの世界戦術は政治が描いたシナリオ
で実行される。
「正義と民主主義を守る」という御旗だ。
そこへ軍という実行部隊が送られるのだが
イスラム世界へ他国の軍隊が顔を出すのは
傲慢と無責任の介入なのだ。
その国の統治はその国の民に任すべきだという
教訓を思い知るだけであった。
軍人はプロフェッショナルゆえにぬるい行動は
しない。そこが政治家との違い。
軍人にとって「ぬるい行動」は戦場で死を招くから。
みやっち

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