パッケージとタイトルでコメディ映画かな…と予想していたが、最高に面白い感動作だった。来年に東京オリンピックを控え、国中で鑑賞すべき作品に出会った。
「オリンピックとは勝つことではなく参加することに意義がある」という今作品の名台詞だがこれには賛否あるだろう。
ただメダルという栄光の陰には参加者の数だけ（それ以上に）ドラマがあるだろうし、この言葉も納得できるストーリーであった。
終始応援してくれていた母親が本当に素敵で、最後の空港のシーンでの会話「どこいってたの？」「オリンピックだよ」で涙腺が崩壊した。
さらには最高のシーンでヴァンヘイレンのJumpが流れるあたりも鳥肌モノ。
そして何より少しマヌケなエディにタロン・エガートン。アル中コーチにヒュー・ジャックマンという配役が最高にオシャレ。「ボヘミアン・ラプソディ」のデクスター・フレッチャーと「キングスマン」のマシュー・ヴォーンだからできた一本であろう。
ロケットマンも楽しみである。
