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ヒトラーの忘れもののKのレビュー・感想・評価

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)
4.1
1945年5月ドイツ降伏。デンマークの西海岸に埋められた地雷220万。動員された兵士2000人。信管を抜く緊張感。軍曹殿。人間より大事にされる犬。家畜の餌。「忘れるなよナチスの罪を」。地雷の作りが悪質すぎる。砂浜サッカー。葛藤する軍曹。楽しげな会話が始まると嫌な予感しかしない。最後の最後までいつどこで地雷が爆発するかとハラハラした。他の作品や現実世界でも思うことだけど、戦争って終戦したから終わりじゃない。勝っても負けても悲惨。いつまでも尾を引く。平和というたった二文字がいかに尊いか。改めて戦争の虚しさを痛感させられた。
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