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ヒトラーの忘れもののdaradaraのレビュー・感想・評価

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)
3.9
原題『Land of Mine』の秀逸さ。
わたしの国、地雷の国。

(比べ、邦題は…。商業臭ぷんぷんで下品なタイトル。ナチ映画であれば、集客が見込めるという魂胆が気に食わない。)

本作は敬愛する画家、Vilhelm Hammershøi《From a Farm, Resnæs》の家屋が出てくるということで鑑賞。

序盤のモンタージュがイマイチよく分からなかったが、物語が進むにつれ邪魔しないカメラワークが冴えていた。

海は死の世界、その境界である砂浜で地雷除去を強いられる。そんな詩的な場で束の間、ビーチサッカーをして遊び呆ける。
この構成は、北野武監督作『ソナチネ』に通じる部分だと思った。

美しさと恐怖が同居し、そこに緊張感が生まれる。
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