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俺たち ポップスターのsebaloveのレビュー・感想・評価

俺たち ポップスター(2016年製作の映画)
4.3
ザ・ロンリー・アイランドというコメディグループが製作、監督、脚本、出演している、架空のヒップホップバンド「スタイル・ボーイズ」とそのフロントマンのコナーの音楽ドキュメンタリー・コメディです。

ストーリーは、売れてたバンドのメンバーの一人コナーが突然ソロデビューしてバンドは解散。コナーのファーストアルバムは大ヒットするけど、調子にのったセカンドが大コケ。ツアーも客が入らずテコ入れに前座にしたバンドが人気になり…という音楽業界にありがちなスターの失敗、挫折、転落を描いているんですが、かなり下品で馬鹿馬鹿しい内容です(笑)

でもそれを真剣にお金かけてやってるから笑えるんですね。
架空のバンドのためにちゃんと曲を作って、歌もちゃんと上手いし、コンサートもちゃんとアリーナとかに客を入れて。洋楽を全然知らない人がこの映画観たら、途中まで実在するバンドと勘違いするかも。それぐらいちゃんと設定して作ってます。

あとセレブのカメオ出演がスゴいらしいですが、残念ながら私は一部しかわかりませんでした。ヒップホップ系の洋楽詳しい人ならそのへん楽しめるんでしょうね。台詞にも色々小ネタがあるみたいですし。
私がうれしかったのはトム・ペティの名前がでたことかな。「俺たちはトム・ペティであり、ハートブレイカーズなんだ!」という台詞、地味によかったです。あとテイラー・スイフトが笑えます。

下手な説明ですが、ちょっとでもこの映画に興味があったら、是非観てほしい❗ホントにくだらなくて馬鹿馬鹿しいけど、友情の大切さもちょっとだけ感じさせてくれる音楽ドキュメンタリー?映画です。
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