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エタニティ 永遠の花たちへのsebaloveのレビュー・感想・評価

2.0
19世紀末、花々に囲まれたフランスの邸宅を舞台に、運命に生きる3世代の女性たちを描いた映画ですが、私には向いていない映画でした。

映像はものすごくキレイなんですが、俳優さんたちが台詞を言うことはほとんどなく、全編が女性のナレーションで進行していくので、どの登場人物にも全く感情移入できません。
美しい映像で描かれる穏やかな幸福の日々、誕生と死、世代から世代へ受け継がれる命、という感じですが、私には「観る者すべてを幸福感に包む人生讃歌」とはちょっと思えませんでした。

とてもキレイな絵巻物で、いつ見はじめてもいつ見終わっても構わない環境映像。ちょっとピアノがうるさいので、音声を切って映像だけを流して、雨の休日にでもぼんやりと観るにはいいかなと思いました。
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