坑井に行くまでは、海の上を走るような高架道路、航空のようなゲート、ヘリコプターでの移動などが、舞台の特殊性を際立たせていて気分が高揚する。
坑井に行ってからは、(いつものことだが)ピーター・バーグの空間把握力の低さが悪い方向に出ており、とにかく状況が悪化していることと、爆発が起きていることしか分からない。
海底の映像も、イメージ映像以上のものになっておらず、映画を弛緩させている。
原因が海の下で起きており、事態悪化が早過ぎるので、カメラで演出できるような題材ではないのかもしれないと感じた。
国旗を入れた構図も虚しい。