ノラネコの呑んで観るシネマ

レディ・プレイヤー1のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
5.0
この映画を観た多くの人が「コレは私の映画だ!」と思うだろう。
まさにオタクの、オタクによる、オタクのための映画。
しかも、さすがスピルバーグ、オタクじゃなくても十分に楽しめる間口の広さと、現在性、社会性、予見性をも併せ持つのだから素晴らしい。
映画、音楽、TV、ゲームに漫画に小説と、ポップカルチャーの記憶にあふれたバーチャル世界“オアシス”の継承権を賭けた争奪戦に、クリエイターの矜持がにじみ出る。
宝を仕掛けたオアシスの創業者ハリデーが、だんだんとスピルバーグ本人に見えてくるのだ。
クソみたいな現実と、逃避の場としての虚構の世界は、やがてシンクロして重なり合う。
膨大な数のキャラクターは、ほんとよく許諾取れたなと感心。
やはりスピルバーグの名前が無ければ成立しない企画だろうな。
あの音楽にのったアレとアレの戦いとか、夢の様な光景が繰り広げられる。
もっとも、間口が広いとは言っても、重度のオタクほどディープに楽しめるのは間違いない。
今から元ネタ映画を一本観るなら「○○○○○○」がおススメ。https://fusetter.com/tw/CEgce#all
あのシークエンスは大笑いしたわ。
ブログ記事:
http://noraneko22.blog29.fc2.com/blog-entry-1128.html