えーと…平たく言うとネガティブな人達がポジティブに変わっていくっていうお話ですっ!!
まぁ、それだけで終わってしまうのだが…
本作は、
・わかりやすくて手軽に感動できる…
・設定もまとまっている…
・意味深い台詞とか出てきて、人生について考えさせられる内容…
と良いところがある一方で…
ちょっと薄っぺらいなと思った。
では、なぜ薄っぺらく感じるか?
それはズバリ、ディテールが描かれていないから!
話は、娘を失ったハワード中心で進む。しかし、それ以外のハワードの同僚3人にも焦点当てている。時間の都合からか、それぞれでディテールが描かれていない。なのでいまいち感情移入できない…心が盛り上がらない。
特に不治の病で余命幾ばくもない、その3人のうちの一人の人物。かなりシリアスな状況。なのに、そのディテールが全然描かれてない。だからイマイチ内容が入ってこない。
ということで…いろいろ詰め込みすぎ。それが悪い方に出た映画!と個人的には思う。
そしてこの話は、愛、死、 時間の三つがテーマ。役者役の3人を始め、それぞれの概念についていろいろ語られる。
でもちょっと待って…
死と時間は概念がはっきりしている。
でも愛だけはちょっと…曖昧だよね〜
愛と言っても色々ある。まあ本作では、一般的な家族愛の事を言っているのだろうが…もう少し愛の定義を明確化して話を進めてほしいと思った。
だからこそ、愛が他の二つとは異なる特別なものとして描かれていたのかな?と思う。
退屈はしない。ずっと見ていられる。
けどなんかちょっと不完全燃焼。
もっと感動できる形で描けたはず。
残念な気持ち。