娯楽的財テク番組の生放送中にスタジオが乗っ取られた。犯人は人気司会者とスタジオクルーを人質に、8億ドルの取引損失を生み出した当番組と企業アイビスの責任を糾弾し、真実の開示を求める。
ジョディフォスターの監督作は初めて見たな。これは深い話ではなく、気軽にサクッと見られる映画。
正直金融番組なんかに踊らされた犯人に問題あるので共感はできないが、当然のようにそこにあるけど金融市場って怖いシステムよね。本作の問題の会社は実際裏で悪いことしてたけど、別にそんなんなくても市場乱高下だってありえるし、普通に当てが外れて数秒で無一文になり得る世界だしねー。まあ気持ちは分かります。
しかし細かい数式はさておいても、当企業のCOO含めてこんなに自社の自動取引システムのアルゴリズムの原理知らないなんてことある？
司会者がダダ下がった会社の株を買うように呼びかけて株価をリアルタイムで番組で確認してるとこはちょっと面白かった。こういう番組が買いだ売りだという企業の株価への直接の影響ってどのくらいなんだろうって実際気になってたけど、まあこんなもんかもね。釣られた単純な人がちょっと買って、その上げ幅でザッと売りが出る。ほんと水ものだよね。。
何気に1番気になったのは、アイビスのCOOの描き方かな。日本よりは役職に女性が多いと言われてるアメリカでも、COOまで上り詰めてても、結局社内では小娘扱いされて、社外からは広報ガール扱いされるんだなと。まだまだ男女共同参画には遠いな。。
