突如現れ、次々と“ギフト”を送り続ける元同級生の男に翻弄される夫婦と、その真相を描いたスリラー。
過去は置いて行けない。
人は変わらない。
俳優ジョエル・エドガートンが初監督をし、製作、脚本、出演を務めた作品。『パラノーマル・アクティビティ』を手掛けたプロデューサー、ジェイソン・ブラムが製作に参加。
久々に嫌な後味の残る映画でした。
登場人物の一人がとんでもないゲスの極み。何度もチャンスがあったのに、真相が明らかになっていくにつれて救いのない状況になっていくのが、闇深かった。これだから人間は。
ギフトを送り続ける怪しげな元同級生を演じるジョエル・エドガートンのナチュラルに醸し出す不気味さも良かった。
優しい人間なんだけど、その裏に狂気のような何かを感じさせる、ある意味一番怖いタイプ。
最初は本当に水に流すつもりで歩みよったのだろうというのがちゃんと分かるし、そこがこの映画で割と重要なポイントだと思う。
“悪い出来事も自分へのギフトになるかも”
自分にとっては大したことではなくても、相手にとっては人生をぶち壊す程の出来事になることもある。
人生を悔い改めるのは大抵、手遅れになってからです。