わたがし

マグニフィセント・セブンのわたがしのレビュー・感想・評価

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
5.0
 マイルドなかっこ良さがあるというか、そんなにバキバキに死ぬほどかっこ良いわけではないけどじんわりかっこ良いなあ、主張が激しくなくて胃もたれしないかっこ良さがあるなあ、と思った。申し訳ない話、かなり眠かった。
 飛び散った血であしらわれたポスターの印象から、もっと血みどろな感じなのかなと想像していたらその辺は微妙で、じゃあそれなりにアクションがかっこ良いのかと言えば別にそんなこともなく、なんだかなあ、デンゼル・ワシントンとクリプラはかっこいいなあ、早くああなりたいなあ
 すごく印象深いのは、シネスコいっぱいに広がる荒野の美しさ。これだけのために大きなスクリーンで観て良かったと思えた。この部分に関してはヘイトフル・エイトやジャンゴ(西部劇映画の引き出しの少なさ)よりも感動したかもしれない。映画はやっぱりいいもんですね、と心の中で呟いた。
 それにしてもなんであんなに音楽が優しいというか、内容に反して尖ってないんだろう…画面ではたくさん人が死んでいるのに、音楽はなんだかディズニーアニメのそれみたいで、なんだろうなあ、と思いつつもやっぱり胸に来るメロディフレーズもたくさんあったので、最後の最後までジェームズ・ホーナーに圧倒的感謝。そして何よりヒロインのヘイリー・ベネットが好きすぎてダメ
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