「女らしさ」「男らしさ」「私らしさ」といったシリアスなジェンダー問題について、バービー人形に当てはめた結果、非常にポップにコミカルなおバカ映画感が出ていてすごく面白かった。
緩急の付け方もよくて、8割くらいコメディなのに急にシリアスになるから油断もあまりできず、あらゆる場所で矛盾した言葉を投げかけられることに憤るリアルな母親の独白がすんなり心に入ってきてハッとさせられた。
フェミ映画というカテゴリに当てはめられるのかもしれないけど、もっと肩肘張らずリラックスして観てもらいたいなぁと思える映画だったな。
もう十分や、ケン。