Ryoko

ノクターナル・アニマルズのRyokoのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
3.7
元夫が書いたサスペンス小説(主人公の脳内で元夫主演で映像化)、主人公のいる現在進行形の世界、元夫との馴れ初めから別れ、3つのラインで描かれる。
鑑賞後に感じたのは、男であれ女であれ、人間の根幹部分はそうそう変わらない。歳を重ねても、社会的な地位が上がっても性分や過去の大きな出来事に縛られながら生きてる。結局、男も女もどっちもどっちだなと思ってしまった。
監督が男性だからか、やや男性贔屓の目線を感じる。男として、そして芸術家としてのプライドにも感じたけど、自分には執念深さ、開き直りにも映ってモヤモヤ。ただ絶妙な女心を口紅を落とす仕草で描いたのは見事!
他の方も書いてましたが、小説の中で描かれる事件がこの間の東名高速での事件を想起させ、かなりの胸糞悪なので要注意。
あのテキサスの極悪人、キック・アスの彼とは思わなかった。
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