昔の恋人への復讐。いきなり私の話ですが、数年前に2ヶ月付き合った人にこっぴどくふられて（しかもLINEで）、ついでに「お前はいつもおごられて当然だと思ってる」というようなことを言われ、悲しみよりも怒りがピークに達し、その2ヶ月間におごられた食事代などを計算して半分に割った額を無言で郵送したことがあります。復讐というか、プライドの問題ですね。プライドが傷ついた。
この登場人物たちも、プライドの塊で、傷つかないように生きていて、私はスーザンにもエドワードにも共感しました。
3つの話が同時に進んでいくけど、それぞれ独立してるのでわかりやすい。今、原作『ミステリ原稿』を読んでるのですが、映像化にあたりうまく組み立ててるなーと思います。原作を読むと、エドワードの小説を読むスーザンの様子を読む、みたいな感じで面白いです。
アメリカの荒野のハイウェイ。絶対に走りたくない。アーロン・テイラー=ジョンソンとマイケル・シャノンがめちゃめちゃよかった「ノクターナル・アニマルズ」のシーンは大好きだけど、それ以上にラストシーンが好き。そしてエイミー・アダムスの吐息が印象的。
