クモ怪人

ノクターナル・アニマルズのクモ怪人のレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
3.9
オープニングでは巨乳のプレゼントかと喜ぶも、こっ、これは…前衛か?この不思議な生物は何だっ、バッキャローッ!

A.アダムスが夜寝ない女子を演じる。よく見るとこの人もケツアゴなのに驚愕する。J.ギレンホールがヒゲを蓄え怪演する。ギョロ目が泣く、喚く、叫ぶ!

ファッションデザイナー、T.フォードがメガホンを取る。ゲス黒い男女の過去と現在を小説に絡める。タイトルどおり、出てくる人物、獣、ケモノ、けもの、獣ばかりだ。

アート感のある映像やそれとは対象的なギラギラした熱量のある映像が神経を揺さぶってくる。胸糞感もブレンドさせる。過去、現在、小説と想像の世界を交錯させ、女子の精神状態をきめ細かく描写する。

浅いようで深い。気がつくと底なし沼に引きずり込まれている。そして、余韻が凄い。除夜の鐘以上だ。

愛する人は一度失ったら二度と戻らない。でも、粘着野郎は、必ず復讐しに戻って来るぜっ、バッキャローッ!
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