組織から足を洗おうとしたところ妻子を爆殺され、怒りに震えながら復讐へと向かう...これがハリウッドだったらガトリング持って、香港ならカンフーで乗り込むところなのだろうがw、アラン・ドロンを主演に据えただけあって静かかつ冷静に、淡々と相手を仕留めていく過程はどこまでもクール。大してセリフも多くない簡単なお仕事(笑)なのにドロンの男前っぷりにはいつも以上に拍車がかかり、正直細かいストーリーなどどうでも良い感じ。それでも終盤のあの場面の皮肉には思わず唸らされたが...人を憎む事に何一つ幸福な結果は無い、ということか。